持続可能な食文化
器は食を盛る、食は器に盛られる Art de Vivre
日本のすぐれたモノやコトの説明を試みしております。
その内容を知ることで、より深く和食や文化・伝統を知り、食事を美味しく、食器を楽しくしたいと考えました。
食は人を笑顔にする、器も食を支えている
持続可能な食文化の日 6月18日 伝えよう、和食文化を
gastronomyとは美食または食文化と訳されているようです。
食文化(または美食、ガストロノミー)は「食の芸術」と呼ばれることもあります。
また、特定の地域の料理のスタイルを指すこともあります。
言い換えれば、食文化とは、その土地の食べ物や料理、それを取り巻く風土や文化を指すことが多い。
持続可能性とは、何か(農業、漁業、あるいは料理など)が天然資源を無駄にしない方法で行われ、環境や健康に悪影響を与えることなく、将来にわたってそれを継続していこうという考え方です。
つまり、持続可能な食文化とは、食材がどこから来たのか、どのようにして育てられたのか、そしてそれがどのようにして市場に出回り、最終的に私たちの食卓に届くのかを考慮して料理をする、調理する・食器を使う・食卓を彩ることと考えられます。
また、限りある資源を無駄にすることなく、地球環境や人々の健康に考慮したうえで、農業や漁業、酪農といった食料生産を維持していくことを言います。
世界中に存在する固有の食文化を守り、継承していくことを含んでいます。
国連は6月18日を“Sustainable Gastronomy Day”としています。
持続可能な美食の日や持続可能な食文化の日と訳されています。
この Sustainable Gastronomy Day「持続可能な食文化の日」は、2016年12月12日に国連総会・本会議で採択されました。
前年度にあたる2015年に国連は「持続可能な開発目標」いわゆる「SDGs(エスディージーズ)」を含んだ「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択しています。
SDGsはひとつしかない地球において、限りある資源と豊かな自然を守り、持続可能な世界を実現するための国際的な目標。
そのためへの「持続可能な食文化の日」は、食料の開発や保全、食文化の継承や健康的な食生活を含めた「食文化を持続可能にしていく」こと、その意識を人々で高めていくことが目的。
ほかにも「持続可能な食文化の日」は、生物多様性の保全の促進、生活者と食料生産者とのパイプの強化、地球環境の保護、貧困の撲滅や資源の有効活用などへの貢献も掲げられています。
この実現のために、国際連合教育科学文化機関(UNESCOユネスコ)と食糧農業機関(FAO)、国連総会は、加盟国、国連機関、その他の国際・地域機関、市民社会と協力し、持続可能な開発への貢献に対する国民の意識を高めようと取り組んでいます。
2004年に設立されたユネスコ創造都市ネットワーク(UCCN)は、文学、映画、音楽、工芸、デザイン、メディアアート、食文化の7 分野で分野で文化と創造性を核とした都市間の国際的な連携によって、持続可能なまちづくりを目指すネットワークのこと。
日本陶彩㈱はこの「06月18日「持続可能な食文化」の日」に自国・世界の食文化に思いをよせ、健康と福祉の確保を目指し、食育等の機会でユネスコ無形文化遺産である“和食”の文化を拡げたい、伝えたい。
ユネスコ”食文化”創造都市である山形鶴岡市・大分臼杵市の活動に学び、美食倶楽部の北大路魯山人「食器は料理の着物」のように料理全般、食文化から食器を語りたいと思います。
食を愉しみ、器を愛でる Hyyge
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